「白河の清きに魚も棲みかねて

もとの濁りの田中恋しき」

この狂歌、本来は「白河の清きに魚も棲みかねて もとの濁りの田沼恋しき」なのですが、田沼を田中（角栄）元内閣総理大臣に変えてみました。

田中角栄さんの金権政治を肯定する訳ではないですが、コンピューター付きブルドーザーと言われた頭脳と行動力には、一国のリーダーとしての魅力を感じ、懐かしいです。

菅現内閣総理大臣、安倍前内閣総理大臣の国会答弁や記者会見は官僚達が作った原稿棒読みで、一国を率いるリーダーとしての力強さが感じられない気がしているのは、私だけでしょうか？

田中角栄の名言を幾つか拾ってみました。

① 「私が田中角栄だ。小学校高等科卒業である。諸君は日本中の秀才代表であり、財政金融の専門家揃いだ。私は素人だが、トゲの多い門松を沢山くぐってきて、いささか仕事のコツを知っている。

一緒に仕事をするには互いによく知り合う事が大切だ。我と思わん者は誰でも遠慮なく大臣室に来て欲しい。何でも言ってくれ。上司の許可を得る必要はない。

出来ることはやる。出来ないことはやらない。しかし全ての責任はこの田中角栄が背負う。以上！」

② 「初めに結論を言え。理由は三つに限定しろ。分かったような事は言うな。気の効いた事を言うな。そんなものは聞いている者は一発で見抜く。借り物でない自分の言葉で、全力で話せ。そうすれば、初めて人は聞く耳を持ってくれる。」

③「政治家を志す人間は、人を愛さなきゃダメだ。そこの八百屋のおっちゃん、おばちゃん、その人達をそのままで愛さなきゃならない。そこにしか政治はないんだ。政治の原点はそこにあるんだ。」

④「君達ね、自分の置かれている立場を有難てェことだと思わんとダメですよ。寝言を言ったり不満ばかり言っている奴は、人生終わるまで不満を抱き続ける人間になるぞ。社会が悪い、政治が悪いなんて言って一体何があるんだ？人に貢献できるようになってから言うべきじゃ。」

⑤「自分の物差しばかりでものを言っちゃいかんということだ。世の中には、人の為に働かないで、文句ばかり言う横着な人間が少なくない。こういうのはダメだ。使いものにならない。」

⑥「約束したら必ず果たせ。出来ない約束はするな。ヘビの生殺しはするな。借りた金は忘れるな。貸した金は忘れろ。」

⑦ 「カネというものはチマチマ使うな。ここぞという時に一気に使え。その方が効果は何倍も大きい。」